Windows 10 では、フォルダやファイルの表示及び閲覧などを行う、ファイル管理ソフトとしては、�高知システム開発製の「マイファイル(MyFile)」と、Windowsに標準で組み込まれている「エクスプローラ(Explorer)」が利用可能です。
「エクスプローラ(Explorer)」は、フォルダやファィルの閲覧などを行うためのファイル管理ソフトですが、名前が似ている「インターネット エクスプローラ(Internet Explorer)」とは別物です。
インターネット エクスプローラ(Internet Explorer)は、Webページを閲覧するための「ブラウザソフト」です。Windows 10 で利用可能なブラウザソフトとしてはその他に、ネットリーダー(NetReader)、ファイヤーフォックス(Mozilla Firefox)、グーグル クローム(Google Chrome)、マイクロソフト エッジ(Microsoft Ed
ge)などがあります。
●エクスプローラーの起動方法
Windows 10 で エクスプローラーを起動するには、
Windowsキー + Eキー
を押します。
なお、以下の手順でマイスタートメニューの「使用するファイル管理ソフト」を「エクスプローラー」に変更している場合は、Windowsキーを押してマイスタートメニューを開き、上下矢印キーで「コンピュータ—」というメニュー項目を選択してEnterキーを押すことでもエクスプローラーを起動することができます。
【使用するファイル管理ソフトをエクスプローラーに変更する手順】
1.Windowsキーを押して「マイスタートメニュー」を開き、下矢印キーを押して行って、「設定」という項目でEnterキーを押します。
2.下矢印キーを押して行って「マイスタートメニューの設定」という項目でEnterキーを押します。
3.Tabキーをしつこく押して行って。「使用するファイル管理ソフト」項目のコンポボックスが、「MyFile」となっているのを上下矢印キーで「エクスプローラー」に変更します。
4.Tabキーを押して行って「設定」というボタンでEnterキーを押します。
●エクスプローラーの起動画面
Windows 10 でエクスプローラーを起動すると、画面のほぼ中央にある詳細ウィンドウには、「よく使用するフォルダー」と「最近使用したファイル」の2つの項目が表示され、それぞれの内容が項目の下に表示されます。
これは、画面ほぼ中央の左側に表示されている、ナビゲーション ウィンドウと呼ばれる、PC内のすべての場所を階層構造でツリー状に表示しているウィンドウで、「クイック アクセス」が選択されているためです。
Windows 10 以前は、起動直後は、ナビゲーション ウィンドウで「PC」のフォルダーが選択されていたので、画面のほぼ中央にある詳細ウィンドウには、ハードディスクのドライブや光学ドライブの一覧などが表示されていました。
ですので、エクスプローラーを起動後、
Shiftキー + Tabキー
でナビゲーション ウィンドウに移動し、上下矢印キーで「PC」のフォルダーを選択し、Tabキーを押して詳細ウィンドウに移動すれば、ハードディスクのドライブや光学ドライブの一覧などが表示されるようになります。
しかし、エクスプローラーを起動するたびにこの操作を行うのはちょっと面倒です。
以下のように設定することで、エクスプローラーが起動したとき、ナビゲーション ウィンドウの「PC」のフォルダーが選択されるように設定できます。
この設定を行った方が、エクスプローラーをもっと簡単に利用できるようになると思います。
【エクスプローラーの起動フォルダーの変更】
1.Windowsキーを押してマイスタートメニューを開き、上下矢印キーで「設定」というメニュー項目にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
2.上下矢印キーで「コントロールパネル」という項目にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
3.コントロールパネルの表示方法が「アイコン」になっている場合、Tabキーを押していって「エクスプローラーのオプション」という項目にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
コントロールパネルの表示方法が「カテゴリ」になっている場合、Tabキーを押していって「デスクトップのカスタマイズ」という項目にカーソルを合わせてEnterキーを押し、さらにTabキーを押していって、「エクスプローラーのオプション」という項目でEnterキーを押します。
4.最初は「全般」タブが開いていて、
「エクスプローラーで開く:クイック アクセス」
とガイドされます。
ここはコンボボックス(ドロップダウンリスト)になっていますので、 下矢印キーで「PC」を選択します。
5.Tabキーを押していって「OK」のボタンに移動してEnterキーを押します。
なお、エクスプローラー起動直後の画面構成については、
画面説明マニュアル(Windows 10) | SPAN
http://span.jp/screen_manual/win10/index.html
に詳細な説明があります。
●エクスプローラーのリボンの表示
左端に「ファイル」のアプリケーション ボタン、その右側にタブが表示されています。エクスプローラーのタブは、ナビゲーション ウィンドウでどのフォルダーが選択されているのかによって異なります。
例えば、ナビゲーションウィンドウで「PC」のフォルダーが選択されている場合には、左から、「コンピュータ—」、「表示」という2つのタブが表示されています。
一方、ナビゲーションウィンドウで「クイック アクセス」のフォルダーが選択されている場合には、左から「ホーム」、「共有」、「表示」の3つのタブが表示されています。
各タブを選択することで、タブの下に帯状にリボンのコマンド メニューが展開されます。選択したタブに合わせて、リボンの表示内容が変化します。
●エクスプローラーのリボンの操作
左端に「ファイル」のアプリケーション ボタン、その右側にタブが表示されています。
左端の「ファイル」は、アプリケーション ボタンですので、Enterキーを押すと、以下のようなメニューが縦一列に表示されます。
・新しいウィンドウを開く
・Windows PowerShell を開く
・フォルダーと検索のオプションの変更
・ヘルプ
・閉じる
●エクスプローラーでのファイルやフォルダーの表示方法の変更
ファイルやフォルダーの表示方法を「詳細」にすることで、上下矢印キーだけで、すべてのファイルやフォルダーを選択できるようになります。
「詳細」の場合は、「名前」、「更新日時」、「種類」、「サイズ」も表示されます。
また、ファイルに拡張子を表示させることで、そのファイルがどんな種類(Wordファイルなのかテキストファイルなのかなど)を知ることができるようになります。
【ファイルやフォルダーの表示方法を「詳細」に設定する手順】
1.Altキーを押してリボンに移動します。
2.左右矢印キーを押していって、「表示」タブに移動します。
3.Tabキーを押していって、「表示」という項目に移動してEnterキーを押します。
4.Tabキーを押していって、「詳細」という項目に移動してEnterキーを押します。
以上の設定で、エクスプローラーの詳細ウィンドウ内のすべてのファイルとフォルダーの表示が「詳細」になります。
【ファイルの拡張子を表示する設定手順】
1.Altキーを押してリボンに移動します。
2.左右矢印キーを押していって、「表示」タブに移動します。
3.Tabキーを押していって、「ファイル名拡張子」のチェック ボックスに移動し、Spaceキーを押してチェックを付けます。
以上の設定で、エクスプローラーの詳細ウィンドウ内のすべてのファイルの拡張子が表示されます。
●エクスプローラーのキー操作
エクスプローラーのキー操作には、以下のようなものがあります。
・リボンのコマンドを選択する
Altキーを押した後、左右矢印キーを押して目的の タブ にカーソルを合わせてEnterキーを押した後、Tabキーを押してリボンのコマンドを選択。
ただし、リボンが展開している場合は、Enterキーは不要です。
・リボンの展開と最小化の切り替え
Ctrl + F1キー。
・1つ上の階層のフォルダーを表示する
Alt + 上矢印キー。
・前のフォルダーを表示する(履歴を1つ戻る)
Alt + 左矢印キーまたはBackSpaceキー。
・次のフォルダーを表示する(履歴を1つ進める)
Alt + 右矢印キー。
・フォルダーやファイルのプロパティを開く
詳細ウィンドウに移動してから Alt + Enterキー。
・画面の最小化
Alt + Spaceキーを押してから N キー。
・画面の最大化
Alt + Spaceキーを押してから X キー、または、 Windowsキー + 上矢印キー。
・画面を元のサイズに戻す
Alt + Spaceキーを押してから R キー。
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