Zoomには、ホストが参加者のパソコンをリモート制御(遠隔操作)する機能「リモートサポート」という機能があります。
リモートサポート | オンライン化であなたのビジネスを革新する / ZOOMアカデミー
ジャパン
https://zoomy.info/zoom_perfect_manual/pc_buttons/remote_support/
リモートサポートの機能は、パソコンに詳しくない人への直接的なサポートツールとしてTeamViewer同様、とても便利な機能だと思います。
遠隔サポートソフトウェア:TeamViewer
https://eyenet-setagaya.blogspot.com/2017/09/teamviewer.html
【「リモートサポート」を利用するための事前準備】
Zoomの「設定」で、「リモートサポート」をONに設定すると「リモートサポート」機能を利用できるようになります。
ただし、「リモートサポート」の機能と「ブレークアウトルーム」の機能とを両方ONにすることはできません。
「ブレークアウトルーム」の機能がONになっている場合は、「ブレークアウトルーム」の機能をOFFにしてから「リモートサポート」の機能をONにする必要があります。
【開催したZoomミーティング】
「リモートサポート」の機能を検証するために、Zoomの設定で、「リモートサポート」機能をONにし、WindowsパソコンをホストとしてZoomミーティングを開催しました。
参加者は、Windowsからの参加者一名と、iPadからの参加者一名でした。
【リモートサポート機能を利用する】
Zoomミーティング開催中、ホストのZoomの画面には、「サポート」という項目が表示されていいます。
「サポート」という項目を開くと、さらに、
・デスクトップの制御を要求します。
・アプリケーションの制御を要求します。
・コンピューターの再起動を要求します。
という三つのメニューが表示されます。
とりあえず、「デスクトップの制御を要求します。」というメニューを選んで実行すると、対象とする参加者として、Windowsから参加している参加者のみが表示されました。
iPadの場合は、セキュリティ上、外部からの操作を受け付けないようになっているため、対象の参加者として表示されなかったのだろうと思います。
表示されている、Windowsからの参加者を選択して
デスクトップの制御を要求します
を実行します。
すると、その参加者のZoom画面には、
あなたのデスクトップを制御する許可を求めています。
と表示されます。
その参加者が「権限を付与」を選択すると、その参加者のパソコンの全画面がホストのZoom画面に表示され、パソコンのリモートでの制御が可能になりました。
【リモートサポートの終了】
ホストのZoom画面の上部には、
〜の画面を制御しています。
というメッセージとともに、
「オプションを表示」
というメニューが表示されています。
このメニューには、リモートサポートを終了するための
・リモート制御の放棄
・リモートサポートを停止します
という項目があります。
「リモート制御の放棄」は、画面共有はそのままで、リモート制御のみが解除されます。
一方、「リモートサポートを停止します」を実行すると、リモート制御が解除されるとともに、画面共有も終了します。
【リモート制御されているパソコンの音声出力を確認する】
画面をリモート制御中に、制御されているパソコンの音声出力を確認するには、リモート制御を行っている相手に、詳細ボタンを開き、「コンピューターの音声を共有」というチェックボックスにチェックを入れてもらう必要があります。
リモート制御している相手がPC-Talkerを利用している場合、Tabキーを押していって、「下にドッングする」という項目まで移動し、Shift + Tabを押してその前にある「無音」のボタン(実は、「詳細ボタン」)を開き、上下矢印キーで、「コンピューターの音声を共有」というチェックボックスにチェックを入れてもらいます。
するとホスト側で、制御されているパソコンからの音声出力が確認できるようになります。
リモート制御している相手がNVDAを利用している場合には、Tabキーを押していくと「詳細ボタン」と読み上げますので、このボタンを開き、上下矢印キーで、「コンピューターの音声を共有」というチェックボックスにチェックを入れてもらいます。
するとホスト側で、制御されているパソコンからの音声出力が確認できるようになります。
0 件のコメント:
コメントを投稿