2018年7月25日水曜日

Windows 10 のファイル管理ソフト:エクスプローラー

Windows 10 では、フォルダやファイルの表示及び閲覧などを行う、ファイル管理ソフトとしては、�高知システム開発製の「マイファイル(MyFile)」と、Windowsに標準で組み込まれている「エクスプローラ(Explorer)」が利用可能です。

「エクスプローラ(Explorer)」は、フォルダやファィルの閲覧などを行うためのファイル管理ソフトですが、名前が似ている「インターネット エクスプローラ(Internet Explorer)」とは別物です。
インターネット エクスプローラ(Internet Explorer)は、Webページを閲覧するための「ブラウザソフト」です。Windows 10 で利用可能なブラウザソフトとしてはその他に、ネットリーダー(NetReader)、ファイヤーフォックス(Mozilla Firefox)、グーグル クローム(Google Chrome)、マイクロソフト エッジ(Microsoft Ed
ge)などがあります。

●エクスプローラーの起動方法
Windows 10 で エクスプローラーを起動するには、
Windowsキー + Eキー
を押します。

なお、以下の手順でマイスタートメニューの「使用するファイル管理ソフト」を「エクスプローラー」に変更している場合は、Windowsキーを押してマイスタートメニューを開き、上下矢印キーで「コンピュータ—」というメニュー項目を選択してEnterキーを押すことでもエクスプローラーを起動することができます。

【使用するファイル管理ソフトをエクスプローラーに変更する手順】
1.Windowsキーを押して「マイスタートメニュー」を開き、下矢印キーを押して行って、「設定」という項目でEnterキーを押します。
2.下矢印キーを押して行って「マイスタートメニューの設定」という項目でEnterキーを押します。
3.Tabキーをしつこく押して行って。「使用するファイル管理ソフト」項目のコンポボックスが、「MyFile」となっているのを上下矢印キーで「エクスプローラー」に変更します。 
4.Tabキーを押して行って「設定」というボタンでEnterキーを押します。 

●エクスプローラーの起動画面
Windows 10 でエクスプローラーを起動すると、画面のほぼ中央にある詳細ウィンドウには、「よく使用するフォルダー」と「最近使用したファイル」の2つの項目が表示され、それぞれの内容が項目の下に表示されます。

これは、画面ほぼ中央の左側に表示されている、ナビゲーション ウィンドウと呼ばれる、PC内のすべての場所を階層構造でツリー状に表示しているウィンドウで、「クイック アクセス」が選択されているためです。

Windows 10 以前は、起動直後は、ナビゲーション ウィンドウで「PC」のフォルダーが選択されていたので、画面のほぼ中央にある詳細ウィンドウには、ハードディスクのドライブや光学ドライブの一覧などが表示されていました。

ですので、エクスプローラーを起動後、
Shiftキー + Tabキー
でナビゲーション ウィンドウに移動し、上下矢印キーで「PC」のフォルダーを選択し、Tabキーを押して詳細ウィンドウに移動すれば、ハードディスクのドライブや光学ドライブの一覧などが表示されるようになります。

しかし、エクスプローラーを起動するたびにこの操作を行うのはちょっと面倒です。

以下のように設定することで、エクスプローラーが起動したとき、ナビゲーション ウィンドウの「PC」のフォルダーが選択されるように設定できます。
この設定を行った方が、エクスプローラーをもっと簡単に利用できるようになると思います。
【エクスプローラーの起動フォルダーの変更】
1.Windowsキーを押してマイスタートメニューを開き、上下矢印キーで「設定」というメニュー項目にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
2.上下矢印キーで「コントロールパネル」という項目にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
3.コントロールパネルの表示方法が「アイコン」になっている場合、Tabキーを押していって「エクスプローラーのオプション」という項目にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
コントロールパネルの表示方法が「カテゴリ」になっている場合、Tabキーを押していって「デスクトップのカスタマイズ」という項目にカーソルを合わせてEnterキーを押し、さらにTabキーを押していって、「エクスプローラーのオプション」という項目でEnterキーを押します。
4.最初は「全般」タブが開いていて、
「エクスプローラーで開く:クイック アクセス」
とガイドされます。
ここはコンボボックス(ドロップダウンリスト)になっていますので、 下矢印キーで「PC」を選択します。
5.Tabキーを押していって「OK」のボタンに移動してEnterキーを押します。

なお、エクスプローラー起動直後の画面構成については、

画面説明マニュアル(Windows 10) | SPAN
http://span.jp/screen_manual/win10/index.html

に詳細な説明があります。

●エクスプローラーのリボンの表示
左端に「ファイル」のアプリケーション ボタン、その右側にタブが表示されています。エクスプローラーのタブは、ナビゲーション ウィンドウでどのフォルダーが選択されているのかによって異なります。
例えば、ナビゲーションウィンドウで「PC」のフォルダーが選択されている場合には、左から、「コンピュータ—」、「表示」という2つのタブが表示されています。
一方、ナビゲーションウィンドウで「クイック アクセス」のフォルダーが選択されている場合には、左から「ホーム」、「共有」、「表示」の3つのタブが表示されています。
各タブを選択することで、タブの下に帯状にリボンのコマンド メニューが展開されます。選択したタブに合わせて、リボンの表示内容が変化します。

●エクスプローラーのリボンの操作
左端に「ファイル」のアプリケーション ボタン、その右側にタブが表示されています。
左端の「ファイル」は、アプリケーション ボタンですので、Enterキーを押すと、以下のようなメニューが縦一列に表示されます。

・新しいウィンドウを開く
・Windows PowerShell を開く
・フォルダーと検索のオプションの変更
・ヘルプ
・閉じる

●エクスプローラーでのファイルやフォルダーの表示方法の変更
ファイルやフォルダーの表示方法を「詳細」にすることで、上下矢印キーだけで、すべてのファイルやフォルダーを選択できるようになります。
「詳細」の場合は、「名前」、「更新日時」、「種類」、「サイズ」も表示されます。

また、ファイルに拡張子を表示させることで、そのファイルがどんな種類(Wordファイルなのかテキストファイルなのかなど)を知ることができるようになります。

【ファイルやフォルダーの表示方法を「詳細」に設定する手順】
1.Altキーを押してリボンに移動します。
2.左右矢印キーを押していって、「表示」タブに移動します。
3.Tabキーを押していって、「表示」という項目に移動してEnterキーを押します。
4.Tabキーを押していって、「詳細」という項目に移動してEnterキーを押します。
以上の設定で、エクスプローラーの詳細ウィンドウ内のすべてのファイルとフォルダーの表示が「詳細」になります。

【ファイルの拡張子を表示する設定手順】
1.Altキーを押してリボンに移動します。
2.左右矢印キーを押していって、「表示」タブに移動します。
3.Tabキーを押していって、「ファイル名拡張子」のチェック ボックスに移動し、Spaceキーを押してチェックを付けます。
以上の設定で、エクスプローラーの詳細ウィンドウ内のすべてのファイルの拡張子が表示されます。

●エクスプローラーのキー操作
エクスプローラーのキー操作には、以下のようなものがあります。

・リボンのコマンドを選択する
Altキーを押した後、左右矢印キーを押して目的の タブ にカーソルを合わせてEnterキーを押した後、Tabキーを押してリボンのコマンドを選択。
ただし、リボンが展開している場合は、Enterキーは不要です。
・リボンの展開と最小化の切り替え
Ctrl + F1キー。
・1つ上の階層のフォルダーを表示する
Alt + 上矢印キー。
・前のフォルダーを表示する(履歴を1つ戻る)
Alt + 左矢印キーまたはBackSpaceキー。
・次のフォルダーを表示する(履歴を1つ進める)
Alt + 右矢印キー。
・フォルダーやファイルのプロパティを開く
詳細ウィンドウに移動してから Alt + Enterキー。
・画面の最小化
Alt + Spaceキーを押してから N キー。
・画面の最大化
Alt + Spaceキーを押してから X キー、または、 Windowsキー + 上矢印キー。
・画面を元のサイズに戻す
Alt + Spaceキーを押してから R キー。

2018年7月18日水曜日

Windows 10 のファイル管理ソフト:MyFile

Windows 10 では、フォルダやファイルの表示及び閲覧などを行う、ファイル管理ソフトとしては、�高知システム開発製の「マイファイル(MyFile)」と、Windowsに標準で組み込まれている「エクスプローラ(Explorer)」が利用可能です。

MyFileは、パソコンに画面読み上げソフトのPC-Talkerシリーズをインストールすると自動的に組み込まれます。

【MyFileの起動】
MyFileを起動するには、「AOKメニュー」を開いてから、上下矢印キーで「MyFile」というメニュー項目にカーソルを合わせ、Enterキーを押して実行します。
また、PC-Talkerシリーズをインストールすると、一緒にインストールされる「マイスタートメニュー」という、Windows標準の「スタート メニュー」をPC-Talkerの音声とキー操作で使いやすくしたソフトを利用することでも起動できます。

Windowsキーを押してマイスタートメニューを開き、下矢印キーを押して行って、「コンピューター」という項目にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
ただし、「AOKメニュー」からMyFileを起動した場合には、起動時のフォルダを指定していなければ、前回終了時のフォルダが画面に表示されます。
一方、「マイスタートメニュー」から起動した場合には、MyFileの「コンピュータ」という項目、つまり、コンピュータに接続されているドライブの一覧が画面に表示されます。

【MyFileの操作】
ハードディスクやUSBメモリなどのコンピューターの記憶媒体は、ドライブからフォルダへ、フォルダからサブフォルダへというように、上下に階層化された構造になっています。
MyFileでは、以下の操作で、上下に階層化された、フォルダ・サブフォルダ・ファイルを移動できます。
a.下の階層へ移動
下の階層へ移動するには、移動したいドライブやフォルダを上下矢印キーで選択してEnterキーを押します。
ちなみに、ファイルより下の階層はありません。ファイルで下に移動しようとするとビープ音が鳴ります。
b.上の階層に移動
上の階層へ移動するにはBackSpaceキーを押します。
また、一覧の上端の項目は、「上のフォルダ 何々へ」 のように、上の階層に移動する項目があります。この項目で Enterキーを押しても上の階層に移動できます。
c.作成したファイルの保存先を探す
作成したファイルをドキュメントフォルダ内のどこに保存したのか忘れてしまった、という場合には、以下のようなMyFileの検索機能が有効です。
【検索の手順】
1.MyFileを起動し、検索を開始したいフォルダ、今回の場合は、ドキュメント フォルダの一覧表示画面に移動します。
なお、ドキュメント フォルダの一覧表示画面への移動は、Alt + 数字キーの 1 でも可能です。
2.F3 キー(ファンクションキー 3 )を押して検索画面を表示します。
3.【検索する名前】の欄には、検索するファイルの名前を入力します。
正確な名前が分からない場合は、途中までの入力でもかまいません。また、検索する名前にはワイルドカード(半角のアスタリスクやクエスチョン)も利用可能です。
4.【フォルダ Documentsより下のフォルダも探す】のチェックボックスにチェックを入れると、一覧表示しているフォルダ(今回は マイドキュメント フォルダ)とすべての下階層のフォルダを検索します。
チェックを外すと、一覧表示しているフォルダ(今回は マイドキュメント フォルダ)のみ検索します。
5.Enterキーを押すと検索が始まります。中止するには Escapeキーを押します。
6.検索で見つかったファイルは、検索画面内の結果一覧に表示されます。
上下矢印キーで見つかったファイルを選択し、Enterキーを押すと、検索画面が終了し、そのファイルが存在するフォルダに移動します。
7.見つかったファイルがテキストファイルなら、Ctrl + Enterキーを押すことで MyEditが起動し、ファイルの内容が確認できます。

【マイスタートメニューのファイル管理ソフトをエクスプローラに変更する】
マイスタートメニューのファイル管理ソフトは、初期状態ではMyFileが指定されています。
マイスタートメニューの「コンピューター」や「最近使ったファイル」を開くと、ファイル管理ソフトとして、MyFileが起動します。

ファイル管理ソフトとして、Windowsに標準で組み込まれているエクスプローラーの操作に慣れ親しんだWindowsユーザにとっては、多少の違和感を覚えるかもしれません。

マイスタートメニューのファイル管理ソフトは、エクスプローラーに変更することができます。
以下の手順でファイル管理ソフトをエクスプローラーに変更することで、マイスタートメニューの「コンピューター」や「最近使ったファイル」を開くと、ファイル管理ソフトとして、エクスプローラーが起動するようになります。

【操作の手順】
1.Windowsキーを押して「マイスタートメニュー」を開き、下矢印キーを押して行って、「設定」という項目でEnterキーを押します。
2.下矢印キーを押して行って「マイスタートメニューの設定」という項目でEnterキーを押します。
3.Tabキーをしつこく押して行って。「使用するファイル管理ソフト」項目のコンポボックスが、「MyFile」となっているのを上下矢印キーで「エクスプローラー」に変更します。
4.Tabキーを押して行って「設定」というボタンでEnterキーを押します。

以上で「使用するファイル管理ソフト」が「エクスプローラー」に変更されます。

【参考】
MyFileでは、一般的によく使うフォルダには以下のように、Alt+数字キーで移動できます。

・トップリスト(ドライブ選択画面):Alt + 0
・ドキュメント:Alt + 1
・デスクトップ:Alt + 2
・ピクチャ:Alt + 3
・ビデオ:Alt + 4
・ミュージック:Alt + 5
・ダウンロード:Alt + 6
・お気に入り:Alt + 7
・最近使ったファイル:Alt + 8
・リンク:Alt + 9

2018年7月6日金曜日

対応スピーカーを持っていなくてもAmazon Alexa を体験できる!

Amazon の Alexa ですが、対応スピーカー(Amazon Echo シリーズ)を持っていなくとも、その機能を体験できる iPhone/iPad 用のアプリ

Reverb for Amazon Alexa
https://itunes.apple.com/jp/app/reverb-for-amazon-alexa/id1144695621?mt=8

があります。

Amazon Alexa アプリ

Amazon Alexa
https://itunes.apple.com/jp/app/amazon-alexa/id944011620?mt=8

がインストールしてある iPhone/iPad に「Reverb for Amazon Alexa」をインストールすることで利用できるようになります。

「Reverb for Amazon Alexa」を起動すると、画面の中央に、「話す」というボタンが表示されます。
このボタンをダブルタップ後、ボタンから手を放さずに長押ししながら話しかけると、その内容を解析して Amazon Alexa が対応する反応をしてくれます。

ただし、これらの機能を利用するためには、アマゾンアカウントでのサインインが必要になります。

Kindle書籍の読み上げ、スキルとして提供されている操作、百人一首、などは、Amazon Echo シリーズのスピーカと同じように実行できますが、音楽やラジコの再生はできないようです。

「Amazon Alexa がどんなものなのか雰囲気を味わいたい」、「講演会やワークショップなどでAlexaによるKindle書籍の読み上げを紹介したい」といった場合には有効な方法かもしれません。