2020年5月23日土曜日

Zoomによるリモートサポート

Zoomには、ホストが参加者のパソコンをリモート制御(遠隔操作)する機能「リモートサポート」という機能があります。

リモートサポート | オンライン化であなたのビジネスを革新する / ZOOMアカデミー
ジャパン
https://zoomy.info/zoom_perfect_manual/pc_buttons/remote_support/

リモートサポートの機能は、パソコンに詳しくない人への直接的なサポートツールとしてTeamViewer同様、とても便利な機能だと思います。

遠隔サポートソフトウェア:TeamViewer
https://eyenet-setagaya.blogspot.com/2017/09/teamviewer.html

【「リモートサポート」を利用するための事前準備】
Zoomの「設定」で、「リモートサポート」をONに設定すると「リモートサポート」機能を利用できるようになります。

ただし、「リモートサポート」の機能と「ブレークアウトルーム」の機能とを両方ONにすることはできません。
「ブレークアウトルーム」の機能がONになっている場合は、「ブレークアウトルーム」の機能をOFFにしてから「リモートサポート」の機能をONにする必要があります。

【開催したZoomミーティング】
「リモートサポート」の機能を検証するために、Zoomの設定で、「リモートサポート」機能をONにし、WindowsパソコンをホストとしてZoomミーティングを開催しました。
参加者は、Windowsからの参加者一名と、iPadからの参加者一名でした。

【リモートサポート機能を利用する】
Zoomミーティング開催中、ホストのZoomの画面には、「サポート」という項目が表示されていいます。
「サポート」という項目を開くと、さらに、
・デスクトップの制御を要求します。
・アプリケーションの制御を要求します。
・コンピューターの再起動を要求します。
という三つのメニューが表示されます。

とりあえず、「デスクトップの制御を要求します。」というメニューを選んで実行すると、対象とする参加者として、Windowsから参加している参加者のみが表示されました。
iPadの場合は、セキュリティ上、外部からの操作を受け付けないようになっているため、対象の参加者として表示されなかったのだろうと思います。

表示されている、Windowsからの参加者を選択して
デスクトップの制御を要求します
を実行します。
すると、その参加者のZoom画面には、
あなたのデスクトップを制御する許可を求めています。
と表示されます。
その参加者が「権限を付与」を選択すると、その参加者のパソコンの全画面がホストのZoom画面に表示され、パソコンのリモートでの制御が可能になりました。

【リモートサポートの終了】
ホストのZoom画面の上部には、
〜の画面を制御しています。
というメッセージとともに、
「オプションを表示」
というメニューが表示されています。

このメニューには、リモートサポートを終了するための
・リモート制御の放棄
・リモートサポートを停止します
という項目があります。

「リモート制御の放棄」は、画面共有はそのままで、リモート制御のみが解除されます。
一方、「リモートサポートを停止します」を実行すると、リモート制御が解除されるとともに、画面共有も終了します。

【リモート制御されているパソコンの音声出力を確認する】
画面をリモート制御中に、制御されているパソコンの音声出力を確認するには、リモート制御を行っている相手に、詳細ボタンを開き、「コンピューターの音声を共有」というチェックボックスにチェックを入れてもらう必要があります。

リモート制御している相手がPC-Talkerを利用している場合、Tabキーを押していって、「下にドッングする」という項目まで移動し、Shift + Tabを押してその前にある「無音」のボタン(実は、「詳細ボタン」)を開き、上下矢印キーで、「コンピューターの音声を共有」というチェックボックスにチェックを入れてもらいます。
するとホスト側で、制御されているパソコンからの音声出力が確認できるようになります。

リモート制御している相手がNVDAを利用している場合には、Tabキーを押していくと「詳細ボタン」と読み上げますので、このボタンを開き、上下矢印キーで、「コンピューターの音声を共有」というチェックボックスにチェックを入れてもらいます。
するとホスト側で、制御されているパソコンからの音声出力が確認できるようになります。

2020年5月12日火曜日

ビデオ会議で利用するZoomアプリ/ソフトウェアのバージョンの確認と最新版へのアップデート方法

ビデオ会議用のZoomアプリ/ソフトウェアは、頻繁にアップデートされています。
セキュリティの強化、機能、サービスなどもどんどん進化しています。
ですので、常に最新版のZoomアプリ/ソフトウェアを利用するようにしましょう。

ここでは、現在利用しているZoomアプリ/ソフトウェアのバージョンの確認方法とアップデートの方法について説明します。

これらの方法は、利用している機器(iPhone/iPadを利用しているのか、Windowsパソコンを利用しているのか)により異なります。
また、サインインして利用しているのか、サインインせずに利用しているのかによっても異なります。

以下、それぞれの場合に分けて説明します。

a.iPhone/iPadを利用している場合

Zoomアプリをサインインして利用している場合でも、サインインせずに利用している場合でも、Zoomアプリを最新版にアップデートするには、以下の手順で行います。

1.「ZOOM Cloud Mettings」アプリのページを開きます。

「ZOOM Cloud Meetings」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/zoom-cloud-meetings/id546505307

2.「アップデート」ボタンが表示されている場合は、「アップデート」ボタンをダブルタップすると、現在利用しているZoomアプリのアップデートが始まります。
「アップデート」ボタンではなく、「開く」ボタンが表示されている場合には、現在利用中のZoomアプリは最新版です。

なお、Zoomアプリのバージョンの確認は、Zoomにサインインしていないとできません。
サインインした状態で、Zoomアプリのバージョンの確認は、以下の手順で行います。

1.「Zoom」を起動します。
2.画面最下行の右端の「設定」タブをダブルタップします。
3.「詳細情報」という項目をダブルタップします。
4.Version x.x.x('x'は数字) というように、現在使用中のZoomのバージョンが読み上げられます。

b.Windowsを利用している場合
b-1.Zoomにサインインして利用している場合
1.「マイスタートメニュー」→「すべてのプログラム」→「Zoom」と開き、「Start Zoom」でEnterキーを押し、Zoomを起動します。
2.Tabキーを押していって、「検索」という項目の次の項目、「ユーザーアイコン」でEnterキーを押します。
3.下矢印キーを押していって、「アップデートを確認」という項目でEnterキーを押します。
4.Tabキーを押して「更新可能!」というメッセージがあれば、最新版に更新が可能です。
5.さらにTabキーを押していくと、「新バージョンx.x.xxxxx.xxxxが利用可能です。現在利用しているのはx.x.xです。」というメッセージに続き、「更新」というボタンが現れます。
6.「更新」というボタンでEnterキーを押すと更新が始まり、しばらく待つとZoomが自動的に再起動して、アップデートが完了します。 

b-2.Zoomにサインインせずに利用している場合
Zoomに再インせずに利用している場合には、Zoomのソフトウェアいからは、Zoomソフトウェアのバージョンの確認や最新版へのアップデートはできません。

最新版へアップデートするには、以下の手順で、Zoomソフトウェアを再度ダウンロードしてインストールします。

1.

Zoomをダウンロード
https://zoom.us/download#client_4meeting

というリンクを開き、

最初にZoomミーティングを開始または参加されるときに、ウェブブラウザのクライアントが自動的にダウンロードされます。ここから手動でダウンロードすることもできます。

という文章の次にあるリンク

ダウンロード
https://zoom.us/client/latest/ZoomInstaller.exe

というリンクを開きます。

2.警告音が出ますが、それにかまわず、Tabキーを押していって「実行」というところでEnterします。

3.ユーザーアカウント制御というメッセージが出ますので、左矢印キーを押して「はいの 確認」という項目でEnterキーを押します。

4.これでインストールが開始されます。

5.インストールが終了しても、音声が聞こえません。1分程度経ったのち、Tabキーを押して「ミーティングに参加」とか「サインイン」というボタンがあったらインストールは完了しています。

6.インストールが完了すると、Zoomのソフトウェアが自動的に起動しています。

Alt + F4
でZoomのソフトウェアを終了します。

以上で、最新版へのアップデートは終了です。