2017年11月25日土曜日

ネット上で公開されているPDF文書の読み上げ

ネット上で公開されている、PDF形式でテキストが組み込まれている文書ファイルのの読み上げにはいろいろな方法があるとは思いますが、ここでは、以下の二つの方法を取り上げようと思います。

●xdoc2txtというフリーソフトを利用する
xdoc2txtというのは、PDF文書をはじめとする各種の文書ファイルを簡単にテキストファイルに変換するフリーソフトです。

この方法は、ネット上で公開されている、PDF形式の文書をダウンロードし、ダウンロードしたPDF文書ファイルをxdoc2txtというソフトを利用してテキストファイルに変換するという方法です。

xdoc2txtについての詳しい説明は、以下のページをご参照ください。

xdoc2txt 〜 PDFなど各種文書をテキスト化
http://talk-pc.sakura.ne.jp/xdoc2txt.html

また、このソフトを使うと、PDF文書の他にも Word・Excel・Html・一太郎などの各種文書から、テキストを抽出することもできます。

ただ、xdoc2txtのセットアップは、多少、煩雑・面倒な作業で、必ずしも分かりやすい作業とは言えません。

そこで、上記ページの制作者の「yanikun」という方が、このセットアップ作業を簡単に行うための「誰でも使えるxdoc2txt」というツールを作成してくれています。

「誰でも使えるxdoc2txt」というツールでは、ダウンロードした圧縮ファイル(anybody_setup_xdoc2txt_***.zip:"***"は、バージョン番号の数字です)を解凍し、実行ファイルを実行するだけで「xdoc2txt」のセットアップを済ませ、「送る」メニューから PDFなどの各種文書をテキストファイルに出力することが出来るようにな
ります。 

「誰でも使えるxdoc2txt」についての詳しい説明は、以下のページをご参照ください。

誰でも使えるxdoc2txt
http://talk-pc.sakura.ne.jp/y_software/anybody_setup_xdoc2txt.html


●MyBook� を利用する
MyBook�

http://www.aok-net.com/products/mybook.html

は、�高知システム開発の製品で、CDなどで提供される各種DAISY図書以外にも、サピエ図書館や青空文庫に登録されている図書、一般のデジタル図書、AudioBookなどにも対応している「総合読書支援システム」です。

パソコンに MyBook� がインストールしてあると、NetReader2 の「環境」メニューの「閲覧オプション」の項目に、「PDFの開き方」という項目が追加され、「ネットリーダーで開く」という項目が選択できるようになります。

この設定を行うと、NetReader2 がPDFファイルに書かれてある本文を読み込み、読み込んだ本文は、 MyBook� と連携して、通常のホームページ閲覧と同じ操作で PDF ファイルを読むことができるようになります。

また、�高知システム開発のページ

MyBook�のご案内
http://www.aok-net.com/products/mybook.html

によると、ネットからダウンロードしたPDFファイルの他にも、ドットブック形式のファイル、Microsoft Word・Excel・PowerPoint(97〜2013)ファイル、点字ファイル(BSE・BES・BET・BRL・NAB形式)にも対応しているそうです。

2017年11月7日火曜日

画面読み上げソフト(スクリーンリーダーを利用したキーボードのキーの確認とタイピング

●キーの名前の確認
�高知システム開発製のPC-Talkerという画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)には、キーボードのフルキーのキーの名前を教えてくれる「キーボードガイド」というユーティリティソフトが付属しています。
これを利用することで、そのキーの名前を確認することができます。

「キーボードガイド」を利用するには、
1.F12キー(ファンクションキー 12)を押して「AOKメニュー」を開き、
2.下矢印キーを押していって「アクセサリ」というメニュー項目でEnterキーを押し、
3.現れたメニュー項目の中から下矢印キー、あるいは、上矢印キーを押していって、「キーボードガイド」という項目に移動してEnterキーを押します。

●タイピング練習
タイピングの練習には、タイピング練習用のソフトを利用するのが便利かも知れません。

例えば、画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)に対応した「好みのタイプ」
http://www.eonet.ne.jp/~akiraworld0719/konomi.html
というタイピング練習ソフトはいかがでしょう。

上記ページの説明によると、

本品はタッチタイピング練習ソフトです。
ただ練習するだけではおもしろくありませんから、そこに少々工夫を行いました。
基礎練習はローマ字入力、カナ入力両方へ対応し、応用練習を「タイピング以外のことを考える」内容とすることで、反復練習によるストレスが緩和され、達成感を軸に楽しんでいただける構造とするべく調整を行いました。

となっています。

「好みのタイプ」のダウンロードは、

https://okaka.sakura.ne.jp/t/konomisetup.exe

から行えます。

「好みのタイプ」の対応動作環境は以下の通りです。
ソフト名: 好みのタイプ
動作OS: Windows7/8.1/10
機種: 汎用
種類: フリーソフト
作者: 良藝館

なお、タイピングの練習を行う場合には、「ホームポジション」の位置を意識すると効率的に練習することができます。

ローマ字入力方式では、「F」のキーと「J」のキー、かな入力方式では、「ハ」のキーと「マ」のキーがホームポジションの位置になります。
※「ローマ字入力」と「かな入力」については、後述します。

これらのキーには、触るとうっすら分る程度の印が付いていますが、それをもっと分りやすくするために、「凸点シール」
https://eyenet-setagaya.blogspot.jp/2017/11/blog-post.html
などをキーに直接貼り付けるなどの工夫をするとよいでしょう。
また、ご自身がよく使うキー(ファンクションキーなど)にも貼り付けるといいかも知れません。

●「ローマ字入力」と「かな入力」
パソコン上での日本語入力には、「ローマ字入力」と「かな入力」の2種類の方式があります。

ローマ字入力のメリットとしては、
1.日本語入力のため覚えるキーの数が26と少ない。
2.英語入力の練習が同時に行える
3.テンキー(電卓のような配置のキーボードエリア)を搭載しないパソコンにおいて簡単に数字を入力できる

一方、カナ入力のメリットとしては、
1.子音を含む仮名文字をワンタッチで入力できるので、習熟すれば高速かつ快適な日本語入力が可能になる。
2.「ヶ」、「ヵ」、「ゐ」、「ゑ」といった、ローマ字入力ではどうしても入力しにくい文字をシフトキーとの組み合わせで簡単に入力できる。

となっていますので、ご自身にあった方法を選択してください。

●「ローマ字入力」方式と「かな入力」方式の切り替え
ここでは、MS-IMEを例に、ショートカットキーを利用した入力方式の変更方法を説明します。 

ショートカットキーで切り替えるには、以下の操作を行います。

1.MyEditなどのエディタを起動して、日本語入力をオンにします。
2.「Alt」キーを押しながら「カタカナひらがな」キーを押します。
3.Microsoft IMEのメッセージ Alt+ひらがな キーが押されました。
文字入力方法を "〜入力" に変更しようとしています。
変更しますか? Yは はい エンターは いいえ
というメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。

以上で操作完了です。
入力方法が切り替わったことを確認してください。

なお、「カタカナひらがな」キーというのは、標準フルキーボードでは、Spaceキーの右隣りの右隣りのキー、具体的には、Spaceキーの右が 変換キー、その右が カタカナひらがなキーとなっています。

使用しているキーボードによっては、キーの配置が異なっている可能性があります。
「キーボードガイド」でご確認ください。

2017年11月6日月曜日

凸点シール

表面はこんもりと盛り上がった形状のシールなので、パソコンのキーボードや家電製品のスイッチなどにそのまま貼って、触ってわかる目印として利用できます。
凸点の大きさ、形状、色なども様々なので、用途に応じて選択が可能です。

●ロック・ドット
【概要】
1.アメリカ製
2.一点突起の透明もしくはオレンジ色のシール(6個入り)
3.指先で触れるとハッキリわかるので、作業能率の向上とタッチミスの軽減に。
4.材質:プラスチック製
5.販売価格:
・透明:210円(税込み)
・オレンジ色:210円(税込み)
6.販売:有限会社ジオム社
ロック・ドットの商品ページ
http://www.gandom-aids.co.jp/Loc_Dots.htm

●バンボン・ドット
【概要】
1.薄い半球形のシール/16個入り
2.色は、透明と黒色の2種類
3.大きさ: 高さ2.2mm×直径7.9mm
4.材質:ポリウレタン
5.販売:
a.有限会社ジオム社
・透明:220円(税込み)
・黒色:220円(税込み)
バンボン・ドットの商品ページ
http://www.gandom-aids.co.jp/Bump_dots.htm
b.株式会社大活字
・透明:400円(税込み)
・黒色:400円(税込み)
バンボン・ドットの商品ページ
http://item.rakuten.co.jp/daikatsuji/11020/

●透明凸点シール
a.小24粒
直径5mm、高さ1.5mmの小粒の透明凸点シール12粒入りのシート2シート入り
販売価格:460円
透明凸点シール(小24粒)の商品ページ
http://yougu.nittento.or.jp/product1122_130.html

b.中22粒
直径7.9ミリ×高さ2.2ミリの透明突起シール22粒入り
販売価格:460円
透明凸点シール(中22粒)の商品ページ
http://yougu.nittento.or.jp/product1522_130.html

c.大18粒
直径9.5ミリ×高さ3.8ミリの透明突起シール18粒入り
販売価格:460円
透明凸点シール(大18粒)の商品ページ
http://yougu.nittento.or.jp/product1521_130.html

●販売:社会福祉法人日本点字図書館 用具事業課「わくわく用具ショップ」

【追記】
上記の他に、静電容量方式のタッチパネルにも使用可能な「キーボードタッチセンサー」という凸点シールも販売されていました。
こちらのシールでは、エンターキー、デリートキー、バックスペースキーについては定型シールをキートップに合わせて貼り付け、それ以外のキーについても大きさ等合えばそのまま使用できます。
もし形状が合わない場合には、フリーカットシールをキートップの形状に合わせてハサミなどで切り取って貼り付けるようになっています。
キーボードタッチセンサー キーボードシール: パソコン・周辺機器
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XQ576ZX
価格:¥1,080